孤独死で亡くなる人は、
男性の比率が高く6、7割以上を占めます。
孤独死で亡くなる人は生活習慣の問題が関係していることが多いです。
特にシングルの男性は近所の人とのコミュニケーションを絶つ傾向にあり、
あいさつすらしない人も多い。
家族もいない、電話もしない、あいさつもしないといったように、
ないないづくしが孤独死を招く一つのポイントとなるのです。
日頃から地域住民や親族と親密にしていても、
孤独死で亡くなる人はいます。
しかし、このような人々は、たとえ孤独死したとしても、
早期に発見される可能性は高いでしょう。
普段から周囲の人たちと関係を保っていれば、
心配される存在となり、気に掛けてくれる人が多いからです。
基本的には男女の平均寿命は圧倒的に女性のほうが高く、
独居の高齢者も女性が多いはず。
にもかかわらず孤独死は男性のほうが多いということは、
明らかに生活習慣の違いがあるのです。
男性は女性に比べて近所付き合いも希薄で、
地域での存在感がありません。
会社が定年となって、いざ在宅生活が始まっても、
地域のコミュニティーに打ち解けて参加できる人は少ないのです。
また、親族の関係にしても、遠く離れた子供に安否を気遣ってもらうなど、
簡単に申し出ることができないのが男親というもの。
さらに、熟年離婚が増えてきており、
結婚20年以上で離婚してしまうケースは全離婚率の14%を占めています。
万一、熟年離婚を考えることがあった場合、
一人暮らしの生活や孤独死の危険性について考えておいたほうがいいでしょう。
いくらお金はあっても、心配してくれる人が周りにいなければ、
緊急時の対応などに苦労することになるかもしれません。