有料老人ホームとは、簡単にいうと、
住むための居住機能に、食事、介護、家事、健康管理など、
日常生活に必要なサービス機能がセットで提供される、
高齢者向け住宅のことです。
以前は、有料老人ホームはとにかく高いと言われ、
一部の限られた裕福層の住まいと考えられる面がありました。
しかし、現在は、介護保険制度の導入により、
介護にかかる自己負担が1割になったこともあり、
平均的な世帯でも利用できる環境が整い、
老人ホームの数も増えて、選択の幅が広がっています。
有用老人ホームの費用は、平均20万円前後が相場となっています。
毎月の費用には入居者の介護度に応じて支払う
介護保険自己負担額1割も含まれて居ます。
有料老人ホームでも一部、介護保険制度は利用されているのです。
基本的に、介護付き、特定施設入居者生活介護といった言葉が、
施設案内のパンフレットに記載されていれば、介護保険が一部適用と考えていいでしょう。
また、入居金に関しては、100万～1000万というように、
施設によって幅が広く、0円という施設もあります。
しかし、入居一時金が安ければ、それだけ毎月の費用額に上乗せされると考えておきましょう。
豪華な老人ホーム
年をとってから、侘しい暮らしをするのを嫌って、優雅でリッチな老後を夢見ている人もいます。
華やかなシルバーライフを想って、せっせと貯蓄に励んでいる人もいるでしょう。
最近では、シニア用の住まいの種類も様々です。
元気なうちから有料老人ホームに入居して、そこから働きに出ている元気な人もいるほどです。
有料老人ホームは、食事などのサービスがついた民間事業主が運営する施設です。
最高級の老人ホームともなれば、最高の医療体制と、最高の設備が用意されます。
入居一時金は１億円からと高額。
さらに月額利用料として、２０万円以上は必要となります。
高級老人ホームの共通しているのは、閑静な住宅地の一角にあり、洒落た建物であることです。
レストランやサロンなどの共有スペースがゆったりと設けられていて、
ホテルのような雰囲気が漂っています。
外部から講師を呼んで、本格的なサークル活動を行なうところもあります。
入居一時金とは、一定期間、施設を使うための権利金のようなものです。
高級老人ホームの入居一時金は、マンションでも買える金額です。
利用の権利を買うお金ですから、長生きをして亡くなった場合だと、
返還されるお金もありませんし、不動産としても残りません。
自分自身のためだけの、贅沢なお金の使い方ともいえるかもしれません。
