老夫婦もしくは単身高齢者の年間平均所得は、
約300万円です。
ちなみに全世帯平均が560万円。
しかしこれはあくまで平均であって当然格差はあります。
高齢者世帯のうち、13%は年間所得500万円以上である一方、
16%が年間所得100万円未満となっています。
さらに、65歳以上のうち、2%が生活保護を受給していて、
その割合は年々、高まってきています。
国民年金の受給額
仕事による収入がなくなった場合、年金だけで生活を維持することは難しいと考える人は、
高齢者全体の6割にものぼるといいます。
国民年金のみの受給額は、40年間保険料をかけると、満額で約6.6万円になります。
しかし、すべての人が40年間掛けられるわけではないため、その受給額は平均約4.8万円となります。
国民年金の受給者で月額6万円を超えている人は、全体の4割足らずで、
さらに3万円未満しか受給できない人が1割以上もいるのです。
その一方で、一般的なサラリーマンが定年後に希望する、
月に使えるお金の額は「20万円」と言われています。
しかし、公的年金の平均月額は夫婦合わせても約10万円程度ですから、
希望額とは大きな差があるということになります。
これでは年金だけで老後の生活を維持することなんて、とてもできません。