子供のいない夫婦は、
老後の生活において
いくつか考えておくべきことがあります。
ひとつは、病気になったり、介護を必要とするようになったとき、
子供たちのサポートが一切無い中でも、
対応していけるような心構えと準備をどのようにしておくかです。
医療機関やヘルパー、ケア施設などのサポート機関の力を借りる場合は、
費用が発生しますからそのための資金をできるだけ
余裕を持って積み立てておく必要があります。
また、肉親ではなくても、日頃の交友関係などで、
信頼のおける知人を作っておくと、いざというときに助けになってくれます。
しっかりとした関係を築くには、知人の方に何かあったら、
こちらもサポートするというお互い様の意識をもってつき合っていくことが大切です。
そもそも人の世話にならずに済むように、
できるだけ健康管理や体調管理に注意して生活することも大事です。
特に食事の偏りや運動不足は、さまざまな体の弊害につながりやすいので注意が必要です。
また、どちらかが先立っていって独り身になった際に、
その後生活していく住居をどうするのかも、
事前にある程度考えておくことをおすすめします。
広い一軒家などに住んでいる場合、一人で管理していくのは大変で、
コンパクトなマンションなどに移り住んだ方が、
比較的安全に暮らしていけるという考え方もあります。
一方住み慣れた家を離れたくないという気持ちもあると思います。
いずれにしても、日頃から夫婦ふたりでよく相談しておくことで、
いざという時に慌てずに判断ができると思います。