東京の田園調布と八王子が同じ地価と思う人はいないでしょう。
都会ほど極端ではありませんが、
田舎不動産にもマーケットや相場はあります。
例えば、別荘分譲地が広がる伊豆半島で、
一千万円以下の家付き就農物件を見つけるのは、まず不可能といえます。
不況の影響もあって、田舎物件の予算は、土地のみ500万円以下という人が増えています。
その場合、行政分譲地ならせいぜい100坪ですが、
別荘分譲地なら200坪くらい確保できるところもあります。
また、地価の安い農村部でも造成地で500坪は難しいでしょうが、
未造成地なら1500坪、さらに山奥であれば3000坪も可能です。
つまり、何を優先するかで、取得できる物権タイプが変わってくるということです。
都会からの距離も無視できない要素と考える人の場合は、
東日本は千葉、群馬、埼玉、静岡、山梨、長野。
西日本は奈良、三重、和歌山、京都、滋賀、兵庫、和歌山、岡山。
などに絞られてきます。
また、温暖な土地にこだわるのであれば、
福島、茨城、千葉、静岡、和歌山、岡山が有力な候補地です。
都会人に人気の古民家は雪国でないと手に入りにくいものです。
古民家の特徴である古い柱は、そもそも雪で重くなった屋根を支えるためにあるからです。
就農物件を探す場合は、北海道、東北、中国、九州地方など。
安い農地は遠隔地でないと手に入りにくいのです。