田舎に移り住んだら、時間の余裕はできるはず。
それなのに利便性にこだわる都会人は少なくありません。
上下水道が使える土地、コンビにやスーパーへ歩いていける場所、
総合病院が整った医療環境を求める人が多いのです。
それっでは都会の生活と変わりないのではないでしょうか。
田舎では上下水道が完備している地域は少ないですが、
これもシステムで動いているので、停電や災害が発生すると意外にもろいものです。
田舎ではいざというとき、湧き水や汲み取りトイレが安全弁になります。
昔ながらの生活にも、良い所はあるのです。
まして、近くにコンビニやスーパーを求める必要はありません。
現代の農村は車社会で、実際に暮らしてみると意外に不便は感じません。
スーパーまで15キロと聞けば、都会人には遠く感じられますが、
田舎の道は車の往来が少ないので、
たった15分で店まで行けます。
かなり不便な田舎でも、地方都市から1時間以内がほとんどです。
むしろ近くにスーパーやショッピングセンターがなければ、
消費しない生活に慣れてきますので、
収入の少ない人には好都合といえます。
医療関係の問題は高齢者にとって切実な問題ですが、
田舎の診療所は総合病院とネットワーク化が進み、
いざというときには救急車やヘリコプターが出動してくれます。
また、診療所で紹介状も書いてくれるでしょう。