老後と言っても人さまざまですね。
一昔前の定年は60歳でした。
私は勤めているときに、55歳になった時に役職定年になりました。
一つは定年を延長する代わりに給料を減らすと言うものでした。
もうそのころには子供も手を離れたころだし、住宅ローンも目途が付いただろうということでした。
これは経営者の言い分ですね。
勤労者としてはまだ住宅ローンも残っている人もいます。
また家も大分経っていると、あっちこっちに手を入れる必要も出てきます。
屋根の修理や外壁の塗り替え等にもお金がかかりますね。
またリフォームの必要も出てくるかもしれません。
まだまだお金が必要なころです。
これで年間100万円くらいの給料の減額は痛かったですね。
私の場合も定年は60歳でした。
退職金は2千万円ちょっとでした。
まあ高い方ではないでしょう。
これでリオフォームローンの残りを一括で完済しました。
その残りの半分はカミさんにあげました。
40年近く尽くしてくれたお礼です。
それでも何百万円かは残っていました。
しかしこれは老後の医療費や葬式代とか家の修理費等のためです。
これではちょっと足りないですね。
そこでまだ働きたいので、継続雇用でアルバイトになりました。
これで月に10万円くらいもらえましたので、助かりましたね。
勤務時間は正規の人の半分くらいでした。
後は年金だけです。
これは2か月に1回60万円ほどでした。
そのためカミさんには無理をしてもらい月に20万円でやりくりしてもらうようにしました。
私の小遣いは月に5万円でした。
少しは貯めることもできました。
そのアルバイトも63歳でやめました。
その間暇がありましたので、なにか趣味を持とうとしました。
なにか新しいことに挑戦していないとボケると思ったのです。
そこでパソコン教室に通いだしました。
ここは入会金が2万円で後は月々3,800円で、後に予定が入っていなければ、いつまでも続けられました。
まあ良心的な教室だと思いました。
ここは自分の好きなことを教えてくれました。
最初はワードとエクセルでした。
インターットもメールもデジカメも教えてくれました。
年賀状も教えてくれました。
これだけでは物足りないので、囲碁も覚えることにしました。
初心者用の本もパソコンのソフトも買いました。
最初は一人で囲碁の勉強をしていました。
そのうちどうにか打てるようになって、碁会所に通うことになりました。
それも1年ほどでやめて、町内会と会社のOB会の囲碁の会に入りました。
後は月に1回以上仲間とゴルフにも行っていました。
まあこういうことをやっていると生活にリズムがつきます。
その後は65歳でまたあるショッピングモールでカート回収業務つきました。
これで月に5万円ほどのお給金でした。
この年になるとお給金だけではありません。
勤めていると生活に張りが出ます。
またこのアルバイトは歩くことが多く、体にはいいアルバイトだと思っています。
やはり老後はぬれ落ち葉にならず、なにか趣味を持つことが大切だと思います。
働けるのなら働くのがいいことだと思います。