両親を見ていて老後の生活が不安になりました。
現在父は65歳、母は62歳です。
2人は自営業で生計を立てていました。
元気に仕事をしている時は、老後の不安なんてありませんでしたが、
父ががんになり状況は一変しました。
今年の4月に異変を感じ、検査したところ父はステージ3の大腸がんと診断されました。
ステージ3と言ってもリンパに複数の転移が見られたため、ほぼステージ4の末期に近い状態です。
父はいつまでも元気でいられると過信していたため、60歳になった時、年金を受給する手続きをしませんでした。
病気が発覚したため、慌てて年金の受給の手続きに行くと、
父は65歳の9月の誕生日を過ぎなければ手続きができないと言われ帰ってきました。
7月の手術に向けて、家の仕事を片付け2週間の入院。
退院後1カ月で腸閉塞を患い3週間の入院、退院2週間後には再度腸閉塞で入院しましたが、
良くなる気配がなく手術、3週間の経過を見て退院しました。
父は退院後、65歳になっていたため年金の受給に行きました。
最初の年金が通帳に振り込まれるのは2カ月後で、
自営業をしていたため年金受給額は2カ月分で5万円ちょっとでした。
年金の受給手続きを終えた1カ月後には月1万4千円の介護保険料の請求が届きました。
少ない年金額から介護保険料を支払うと生活できるほどの金額は残りません。
更に父は胃にもがんがあったため、2週間に1度の抗がん剤治療をしなければいけませんでした。
抗がん剤治療の副作用で、手足がビリビリとしびれて、冷たい物を触ったり飲んだりができなくなっていました。
父の仕事は水仕事なので、抗がん剤治療の間は仕事ができません。
抗がん剤治療は一生続けると医者に言われ、二度と仕事を再開することはできないでしょう。
収入がなくなっても父は生活保護を受けることはできません。
仕事をできるとみなされます。
家も古くてあちこちガタがきていても持ち家があるという事で生活保護受給の対象にはなりません。
少ない年金額だけで一生生活しなければなりません。
父と一緒に仕事をしていた母も無職になりました。
母は年金ももらっていないので無収入です。
父の手術は1回140万ほどかかりました。
抗がん剤は1回4万円。
アフラックのがん保険に加入していたため、病院代はなんとかなりますが、
生活費がないと父は言います。
病気を抱えながら、後何年生きられるかは分かりません。
生きれば生きるほど、お金がない不安を抱えながら生きなければいけません。